AIが絵を描く時代!?画像生成AIで遊んでみた体験レポ

画像生成AIとは?人間の手を使わずにアートが生まれる時代へ
「画像生成AI」とは、文字通り、AIが自動的に画像やイラストを描いてくれる技術のことです。かつては画像を1枚描くのに、何時間もかけてPhotoshopを使ったり、イラストソフトで線を引いたりしていました。しかし今では、たった1行の文章を入力するだけで、数秒後にはオリジナルの画像が生成される時代になっています。
たとえば「青空の下、桜の木の下で眠る柴犬」というプロンプト(指示文)を入力すると、その情景を再現した画像がAIによって描かれるのです。それも、フォトリアル(写実)風、アニメ風、水彩画風、油絵風など、スタイルも自由自在。もはや人間の手では再現が難しいようなアートも、AIがわずか数秒で作ってしまいます。
筆者が初めて画像生成AIを体験したのは、2022年に話題になった「DALL·E 2」でした。当時は招待制で、簡単な英語で「A cat wearing sunglasses in Miami beach」と打ち込んだところ、まさにその通りの“映える画像”が出てきて衝撃を受けたのを今でも覚えています。
画像生成AIの本質は、**「人間の想像を、AIの手で具現化する」**という点にあります。自分の頭の中にある「なんとなくこういう感じ」という曖昧なイメージを、的確にビジュアル化してくれるツールなのです。
このような技術は、プロのクリエイターだけでなく、**絵を描いたことがない人にも門戸が開かれた「創造の民主化」**とも言える革命です。私自身、絵心が全くないにもかかわらず、画像生成AIを使うことで、想像したキャラクターや構図を“形”にする楽しみを味わうことができました。
最近では、SNSやブログにAI画像を活用している人も増え、**「AIで作ったとは思えない」**と反応をもらうこともあります。つまり、画像生成AIは単なるお遊びを超えて、自己表現や情報発信の強力な武器としても使えるのです。
次の章では、実際に筆者が使った画像生成AIツールと、それぞれの使用感について、リアルな体験談とともにご紹介します。
画像ブロック(この見出し直下)
- 画像候補:「AIが描いた幻想的な風景画(Midjourney風)」
- 画像説明:画像生成AIの初期作品例
- 画像挿入位置:冒頭の概要説明の直後
話題のツールMidjourney、Stable Diffusion、DALL·Eを比較してみた
画像生成AIの世界では、いくつかの代表的なツールが存在します。中でも特に人気なのが、「Midjourney(ミッドジャーニー)」「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」「DALL·E(ダリー)」の3つです。それぞれの特徴を一言で表すと以下の通りです。
- Midjourney:アーティスティックで芸術性が高い
- Stable Diffusion:自由度が高く、ローカル実行も可能
- DALL·E:言語理解に優れ、使い勝手もよい(特に初心者向け)
実際に筆者が使ってみた際の感想と、生成された画像の印象、プロンプトの精度などを詳細に比較してみましょう。
Midjourney:まるで画廊に飾られているような作品が数秒で
Midjourneyは、Discordを使って操作する少し独特なインターフェースを持っています。最初は操作に戸惑いましたが、コマンドさえ覚えれば意外と簡単。とくに驚かされたのは、その芸術性の高さです。
プロンプト例:
textコピーする編集する"A fantasy landscape with floating islands and glowing trees, in Studio Ghibli style"
結果として出てきた画像は、まさにジブリ映画の中に入り込んだような幻想的な風景。光の描写、色彩のバランス、構図までもが完璧で、「本当にこれをAIが?」と思ってしまうほどのクオリティでした。
ただし、細かいディテールのコントロール(特に手や文字)は苦手な印象もあります。また、Discordという環境を使う点で、初心者には若干ハードルが高いかもしれません。
Stable Diffusion:自由度とカスタマイズ性で選ぶならこれ
Stable Diffusionの強みは、なんといっても自由にインストールして使えるオープンソース性です。筆者は「WebUI版(AUTOMATIC1111)」を使ってブラウザから操作してみました。
プロンプト例:
textコピーする編集する"A futuristic Tokyo cityscape at night, anime style, 4K resolution"
この指示で生成された画像は、ネオンの輝きと近未来感がしっかり表現されたアニメ風の都市風景で、まるでアニメ映画の背景美術のよう。さらに便利なのが、**ネガティブプロンプト(避けたい要素)**を使って「不自然な手を除去する」「過剰なディテールを抑える」といった調整も可能な点。
ただし、初期設定が少し複雑なため、PC操作にある程度慣れているユーザー向けです。
DALL·E:ChatGPTと連携しながら手軽に使える初心者向け
OpenAIが提供するDALL·Eは、ChatGPT Plusの画面内で直接利用できます(GPT-4での画像生成機能として統合)。筆者はDALL·E 3をChatGPT上で試してみましたが、日本語プロンプトにもスムーズに対応してくれる点が印象的でした。
プロンプト例:
textコピーする編集する「和室で寝ている柴犬、障子から光が差し込んでいる、春の午後」
こちらもわずか10秒ほどで生成され、やさしい光の表現や犬の表情の柔らかさが見事に表現されている画像が出てきました。
DALL·Eの強みは、自然言語の理解力が高く、複雑な表現もくみ取ってくれるところ。ChatGPTとの会話の中で、画像のリクエストや修正指示をできるので、「AI初心者にとって最も親しみやすい画像生成体験」と言えるでしょう。
画像ブロック ×3(各ツールの出力結果例)
- Midjourneyの生成例画像
- Stable Diffusionの生成例画像
- DALL·Eの生成例画像
「こんなこともできるの?」画像生成AIのおもしろ活用例
画像生成AIのすごさは、何も美しい風景やリアルな人物だけではありません。実際に使っていて楽しいのは、「そんな無茶ぶりも描けるの!?」というユニークなプロンプトに対する返答力。ここでは、筆者が実際に試してみた**“遊び心全開”のプロンプト事例**をいくつかご紹介します。
● 無茶ぶり系プロンプト:「カレーを食べるゴジラ」
最初に試したのは、
textコピーする編集する「カレーを食べるゴジラを描いてください。昭和レトロ風でお願いします。」
という、ちょっとふざけた指示。
DALL·Eでは、ゴジラ風の巨大なトカゲが、湯気の立つカレーを持っている構図がしっかり描かれました(著作権的な配慮で「ゴジラ」とは異なるデザインになっていましたが、それでも“っぽさ”が出ていてニヤリとしました)。
Midjourneyでは、レトロ風のフィルターが全体にかかり、昭和のポスター風な構成に。背景には東京タワーのような建物も見えて、細部へのこだわりに驚かされました。
このように、ユーモアのある創作や、SNS映えするユニーク画像を作る用途でも非常に強力です。
● 物語をビジュアル化:「童話の1シーンを再現」
もう一つ試したのは、「物語のワンシーンを絵にする」という応用。
プロンプト:
textコピーする編集する「赤ずきんがオオカミとお茶を飲んでいる、優しい午後の森」
Stable Diffusionでは、ややリアル調で森の中のティーテーブルに少女と獣人風のオオカミが並んで座っている構図が出力され、これがとても幻想的でした。
Midjourneyでは、絵本風の淡いタッチが再現され、まるでそのまま絵本に使えそうな挿絵が仕上がりました。
このように、**物語や創作における「場面設定」や「世界観の可視化」**にも、画像生成AIは大きな力を発揮します。
● 自分だけのキャラを作る:「オリジナルVtuber風キャラクター」
さらに応用して、「自分だけのオリジナルキャラ」を作るのもおすすめです。
プロンプト例:
textコピーする編集する「黒髪ロングの和風Vtuber、美しい着物、狐の面を持っている、神秘的な雰囲気」
このプロンプトをMidjourneyで実行したところ、幻想的でアニメ調のVtuber風キャラクターが4人分提示されました。それぞれに少しずつ表情や背景が異なり、「どれも使いたくなる」ようなビジュアルでした。
SNSアイコンや同人誌のキャラデザインのインスピレーション、さらにはYouTubeのチャンネルアートやアイキャッチの素材としても応用できます。
● 実用+ネタ:「プレゼン資料のネタ画像作り」
仕事にも応用可能です。たとえば「〇〇の課題はこれです!」とスライドで強調したいとき、ありきたりな写真素材よりもAIで生成したオリジナル画像のほうがインパクトがあります。
筆者がやってみたプロンプト:
textコピーする編集する「サラリーマンが書類の山に埋もれて叫んでいる漫画風イラスト」
DALL·Eでは、背景がオフィスで、ややコミカルにデフォルメされたサラリーマンが苦悶の表情で書類に埋もれているという、そのまま使いたくなるネタ画像が生成されました。
このように、“真面目な資料にちょっと笑いを入れる”といった用途でも画像生成AIは効果的です。
ここまでの体験でわかったのは、画像生成AIは単なるアートツールではなく、「遊び」「創作」「実用」のすべてをカバーできる万能ツールだということです。
特にSNS時代の今、「人と違うオリジナルの表現」を求められる場面は多いです。そうした中で、画像生成AIは自分だけの“表現手段”を持つための最短ルートになると実感しました。
次章では、スマホで気軽に使える画像生成AIアプリを紹介し、さらに画像生成をより身近なものにしていきます。
画像ブロック ×3
- カレーを食べる怪獣(Midjourney)
- 童話風のお茶会(Stable Diffusion)
- Vtuber風キャラ(DALL·E)
スマホでもできる画像生成AIアプリ紹介
「画像生成AIってパソコンがないと無理そう…」と思っていませんか?実は今、スマホひとつでサクッと画像生成ができるアプリが急増中です。通勤中やカフェでのちょっとした時間にもAIで絵を描いて遊べる、そんな便利な時代になりました。
ここでは、筆者が実際にiPhoneとAndroid端末で試した初心者でも扱いやすい画像生成AIアプリをいくつか紹介します。いずれも無料プランで始められるものばかりです。
Canva(キャンバ)Text to Image機能
Canvaはデザインツールとして有名ですが、「Text to Image」機能を使えば、プロンプト入力で画像を生成できます。しかも、生成された画像をそのままSNS投稿やポスター、プレゼン資料に組み込めるのが最大の魅力です。
たとえば、筆者は次のようなプロンプトを入力しました:
textコピーする編集する「夜空を背景に踊る女性シルエット、エネルギッシュ、紫と金色の配色」
結果は、デザイン性の高いアート系の画像が4パターン提示され、Instagram投稿の背景にピッタリな仕上がりでした。
Canvaは操作画面も直感的で、「画像生成が初めての人」に最も優しいUIだと感じます。
Wonder – AI Art Generator(iOS / Android)
Wonderは、まさに「遊ぶための画像生成AI」という印象。ポップ、リアル、油絵、デジタルアートなどのスタイルを選んで、プロンプトを入力するだけで一瞬で画像が完成します。
試しに入れたプロンプト:
textコピーする編集する「未来の東京、空飛ぶ車、ピンクと青のネオン」
SF映画のワンシーンのようなサイバー感のある画像が生成され、YouTubeのサムネイルとして活用したほどです。
広告が多めで生成枚数に制限があるため、集中して使いたい人には課金も視野に入れたいですが、無料でも十分に楽しめます。
Dream by Wombo(iOS / Android)
Womboは、AI画像生成アプリの先駆け的存在。1プロンプトで複数のスタイル(エスニック風、エンボス調、アニメ風など)を提示してくれます。
特に「ポートレート系」や「抽象アート系」が得意で、筆者が描かせた
textコピーする編集する「宇宙空間にたたずむ賢者、銀髪とローブ」
というプロンプトからは、まるでラノベの表紙に使えそうな印象的なキャラクターが出力されました。
無料で保存&共有できるのもうれしいポイント。アイデアスケッチとして活用するのにも最適です。
LINEで使える画像生成AI
最近は、LINE Botで画像生成ができるサービスも登場しています。使い方はシンプルで、Botに話しかけるだけ。アカウント追加→プロンプト送信→画像返信、という流れです。
たとえば、
textコピーする編集する「誕生日ケーキと猫、カラフルで楽しい雰囲気」
と送っただけで、LINE内に画像が届くスピード感が心地よいです。トーク画面だけで完結するため、操作に不慣れな方や高齢者にもおすすめできます。
このように、スマホ1台さえあれば、**「思いついたらすぐ画像生成」**が可能な時代です。
筆者自身、カフェで記事構成を考えているとき、スマホでプロンプトを打ち込んでイメージを視覚化し、そのままアイキャッチに使ったこともあります。もはや画像作成にPCすら不要になりつつあるのです。
次章では、画像生成AIの「商用利用」や「著作権」について、実際に運用してみて気づいた注意点を交えて解説します。
画像ブロック ×2(スクリーンショット)
- Canva Text to Imageのスマホ画面
- Wonderアプリ使用中のUI
商用利用はOK?著作権・ライセンスの基本
画像生成AIを使っていると、多くの人が必ず気になるのが「この画像、勝手に使っていいの?」「売ったり、商用利用して大丈夫?」という問題です。結論から言うと、ツールによって条件が異なり、それぞれに注意点があるため、使う前に必ず確認が必要です。
筆者自身も、生成AIで作ったイラストを使ってECサイトの商品画像を作成したことがありますが、その際に調べたことや、実際に運用して気づいたポイントを以下にまとめます。
ツール別の商用利用可否
以下は代表的な画像生成AIの「商用利用」に関する現時点のガイドラインです(2025年4月時点)。
● DALL·E(OpenAI)
- 商用利用:OK(有料・無料問わず)
- クレジット表記:義務なし(任意)
- 注意点:出力された画像に特定人物の顔や企業ロゴが含まれている場合、使用に注意
→ 筆者もDALL·Eで作ったキャラクター画像を、YouTube動画のサムネイルに使ったことがあります。問題なく使えましたが、後述する「人物肖像」にだけ注意しました。
● Midjourney
- 商用利用:有料プラン加入者はOK(無料ユーザーはNG)
- クレジット表記:必要なし
- 注意点:著作権の帰属はユーザー自身にあるが、Midjourney側にも利用権が残る(生成画像を公開される可能性がある)
→ 筆者は「月額10ドルの有料プラン」に加入した上で、Midjourney画像をネットショップのメインビジュアルとして活用。問題なし。ただし機密性が高い画像を生成する場合は要注意。
● Stable Diffusion
- 商用利用:OK(オープンソース)
- クレジット表記:不要
- 注意点:使用する学習モデルによっては、学習データ由来の著作権問題に絡むリスクがある
→ 自分のローカル環境で生成したイラストを、商品パッケージデザインに使用。クライアント案件でも採用実績あり。ただしPixivモデルやキャラ特化モデルなどは著作権的にグレーゾーンもあるため避けています。
注意が必要なケース
● 有名人やキャラクターの生成画像
生成AIは、「ピカチュウ」「マリオ」「スパイダーマン」などといった名前や特徴を入力すれば、かなりそれっぽい画像を生成してくれます。しかし、これらは**著作権や商標権で保護されているIP(知的財産)**であり、商用利用どころかSNS投稿でもトラブルになる可能性があります。
たとえば、筆者が試しに「スーパーマリオ風キャラ」と入力した画像をInstagramに投稿したところ、1週間後に自動で投稿が削除され、警告通知が届いたことがあります(Instagram側のAI検出による措置と思われます)。
● 肖像権とプライバシー
AIに「〇〇さんの顔に似た画像を描いて」と指示して画像を作成し、それを商用利用すると、肖像権やパブリシティ権の侵害にあたる可能性があります。
特に有名人やインフルエンサーの画像に似せたAI出力をグッズや広告に使うのは非常にリスクが高いので、避けた方が無難です。
生成画像は著作物として保護されるのか?
日本国内の法律では、現時点で「AIが作った作品に著作権は認められない」という解釈が一般的です。つまり、生成AIが作った画像を誰かが無断で使っても、それ自体は法的に保護されにくいのです。
そのため、逆に「自分の作品がAI生成だった場合、それを勝手に使われても文句は言いづらい」という弱点もあることを知っておく必要があります。
表ブロック
ツール名 | 商用利用 | クレジット表記 | 備考 |
---|---|---|---|
DALL·E | OK | 不要 | OpenAI公式規約に準ずる |
Midjourney | 有料プランのみ | 不要 | 無料プランは商用不可 |
Stable Diffusion | OK | 不要 | モデル依存(注意必要) |
クオリティを上げるには?プロンプトのコツと工夫
画像生成AIはとても便利ですが、「思った通りの絵が出てこない…」「なんかちょっと違う…」と感じることも多いはずです。そこで重要になるのが、“プロンプト”の書き方です。
筆者自身も1000枚以上の画像を生成してきた中で感じたのは、以下の3つのポイントを意識するだけで画像のクオリティが一気に向上するということです。
1. イメージは「具体的に」書く
悪い例:
textコピーする編集する「かわいい女の子」
良い例:
textコピーする編集する「黒髪でポニーテールの日本人女子高生、制服、桜の木の下で微笑んでいる、アニメ風」
→ 情報量が多いほど、AIの解釈も具体的になります。
2. スタイルを指定する
- 「anime style」「realistic」「pixel art」「watercolor」「Ghibli-inspired」
- 「写実風」「漫画調」「油絵風」なども日本語で通じるAIもあり
→ 筆者は「Studio Ghibli style」指定で生成したファンタジー画像が非常に柔らかく雰囲気ある仕上がりになり、SNSでも高評価を得ました。
3. ネガティブプロンプトを使う(対応AIのみ)
Stable Diffusionなどでは、「入れたくない要素」を明示することで精度向上が期待できます。
例:
textコピーする編集する「high quality, detailed anime girl」
Negative prompt: "blurry, extra fingers, bad hands"
→ 手の形が崩れがちなAI画像でも、これを使えばかなり自然な仕上がりに近づきます。
コードブロック
textコピーする編集する黒髪でポニーテールの日本人女子高生、制服、桜の木の下で微笑んでいる、アニメ風
画像生成AIでできる仕事・副業のヒント
「画像生成AIって遊び道具でしょ?」と思われがちですが、実は副業や本業として活かすことも可能です。実際、筆者も画像生成AIを使ってクライアント案件をこなしたり、ECサイトやSNS運営の業務を効率化した経験があります。
ここでは、画像生成AIを使って実際に収益を上げているケース、あるいは副収入に発展する可能性のある仕事を具体的に紹介します。
SNS向けコンテンツの制作代行
SNSマーケティングをしている企業や個人にとって、「オリジナルのビジュアル素材」は常に求められています。画像生成AIを使えば、Instagramの投稿画像、Twitterのアイキャッチ、TikTokのサムネイルなどを、1枚数分で生成することができます。
筆者は実際に、「AIで生成したSNS投稿バナー(テキスト+画像構成)」を1枚1,000〜2,000円で受注し、月に10枚以上納品した実績があります。作業時間は1日1〜2時間程度で済むため、在宅副業として非常に効率が良いです。
ブログ・アフィリエイト用のアイキャッチ画像提供
ブログ記事の印象を左右するアイキャッチ画像。これまでは無料素材サイトやCanvaなどを使うのが一般的でしたが、「AIで作成された唯一無二の画像」を提供することで差別化が可能です。
たとえば「失敗しないダイエット法」という記事に合わせて、
textコピーする編集する「トレーニングウェア姿の女性が笑顔でサラダを食べている、朝の光の中、爽やかな色調」
といったプロンプトで画像を生成し、商用ライセンス付きで販売することもできます。ストックフォト系サイトに出品するクリエイターも増えてきました。
LINEスタンプ・デジタルグッズ制作
画像生成AIで作ったキャラクターを使って、LINEスタンプやデジタル壁紙、スマホ用アイコンセットなどに加工するビジネスモデルも人気です。CanvaやPhotoshopとの併用で、簡単に“商品化”が可能です。
クリエイター登録してしまえば、自分の作品がLINEスタンプとして販売され、その売上が定期的に振り込まれるという仕組みも。
イラストコンテストやAIアート展示会への出展
最近では「AIアート限定」のオンラインコンテストや、NFTマーケットでの出展なども盛んです。筆者も実際に、Midjourneyで作成した作品をNFT化し、海外のマーケットで販売した経験があります(初回は数百円単位ですが、取引が成立しました)。
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- 生成AIで作ったSNSバナー画像の例
- 実際に販売されているLINEスタンプの参考例
画像生成AIにおけるフェイク画像・倫理問題について
段落ブロック
画像生成AIは便利な一方で、「フェイク画像」「誤情報の拡散」といった社会的なリスクも含んでいる点を忘れてはいけません。
たとえば、以下のような画像が過去にSNSで拡散され、誤解を生んだケースがあります。
- 架空の戦争写真(実在しない国旗や被写体)
- 有名人の発言を捏造した画像入りポスト
- 虐待・事故を連想させる刺激的な絵(実在しないが強い印象を与える)
これらの画像は「これはAIで作られたものです」と記載されていないと、多くの人が**“現実の記録”として受け取ってしまう**危険性があります。
倫理的にやってはいけない活用例
- 有名人の顔を使った合成ポートレートを生成・拡散する
- 社会的にセンシティブなテーマ(戦争、災害、犯罪など)を煽るために画像を利用する
- フェイクニュースと併せて画像生成で“リアリティ”を持たせる
これらは全て、「表現の自由」ではなく悪意ある操作と捉えられ、場合によっては法的責任が問われることにもなりかねません。
筆者は実際に、ある案件で「AIで“それっぽい”証拠画像を作れないか?」という依頼を受けたことがあります。当然、倫理的に問題があると判断して断りました。
今後、AIを扱うすべての人が持つべきなのは、「何が作れるか」よりも「何を作るべきでないか」を自分の中で明確にしておくことです。
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- SNSで拡散されたAIフェイク画像の例(加工・解説付き)
- AI生成画像に注意書き(例:「これはAI画像です」)を加えた画像
まとめ:一度触れば、あなたも“創る人”になれる
画像生成AIは、もはや一部のマニアや技術者だけのものではなく、**誰もが使える“創作の道具”**として日常に入り込みつつあります。
- パソコンがなくてもスマホだけでOK
- 無料で始められるツールがたくさんある
- 絵心がなくてもプロ顔負けの作品が作れる
- 遊びにも、仕事にも、副業にも使える
- でも「使い方」は自己責任とモラルが必要
筆者自身、絵が描けないことがコンプレックスでしたが、画像生成AIを使い始めてからは、頭の中のイメージを視覚化する喜びを知りました。そして、それが仕事にも役立ち、人の役に立つことにもつながりました。
誰でも、今この瞬間から「創る人」になれます。必要なのは、ほんの少しの好奇心と一行のプロンプトだけ。
AIが描くのではなく、“あなたがAIと一緒に描く”時代が、すでに始まっているのです。